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【初心者向け】写真を撮るまでの流れ:①設定編

はじめに

この記事は、カメラやスマホの「設定」だけに絞って、撮影前に整えておきたい基本をまとめたものです。グリッド、絞り(F値)、シャッタースピード、ISOの関係を理解し、明るさと表現をコントロールしていきます。

ステップ解説

STEP1:グリッドラインをつける

カメラ(またはスマホ)のグリッドラインをONにします。iPhoneの場合は、設定アプリのカメラ→グリッドと水平をオンにしてください。Androidは機種にもよりますが、カメラアプリの設定からグリッドを表示できる事が多いです。

フレーミングの基準ができ、水平・垂直やバランスが取りやすくなります。また、構図を意識して撮るときの参考となります。

STEP2:F値(絞り)を決める

風景など全体をはっきり撮りたいF8〜F11
背景をぼかしたいF2.8程度
バランス重視F4〜F5.6
作りたい見え方(全体のシャープさ/背景のぼけ)に合わせてF値を選びます。

STEP3:シャッタースピードとISOで明るさを整える

カメラに入る光の量は、絞り × シャッタースピードの組み合わせで決まり、仕上がりの明るさはISOで調整します。

シャッタースピード:分母の数字が大きいほど速く、取り込む光が減ります。
・目安:1/125〜1/250秒
動きを止めたいときは分母を大きく(速く)、水の流れを表現したいときは分母を小さく(遅く)します。

ISO:貯めた光の量に対して仕上がりの明るさを決定します
昼間:オートまたはISO400〜800が目安
屋内や夕方ISO800〜1600ほどあるとよい

夜の八坂神社の境内。暗い中に灯籠の灯りがありすこし幻想的。

ワンポイントアドバイス

・まずはグリッドON → F値を目的に合わせて選ぶ → シャッタースピードとISOで明るさ調整という順で整えると迷いにくいです。

絞り×シャッタースピード×ISOの関係を意識すると、同じ場所でも「くっきり」から「やわらかいボケ」まで表現を切り替えられます。