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写真初心者講座

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シャッタースピードを調節した画像(チームラボ バイオヴォルテックス 京都)

【初心者向け】ISO・シャッタースピード・絞りの関係を理解しよう

はじめに

写真の明るさや雰囲気を決める“3つの設定”があります。それが、ISO(感度)・シャッタースピード(SS)・絞り(F値)この3つです。
これらを理解すると、「なんで暗い?」「なんでブレる?」がすぐに解決できます。初心者でもわかりやすいように、ポイントだけに絞って解説します!

ステップ解説

STEP1:ISO(感度)とは?

ISO感度とは、カメラのセンサーが“光をどれだけ強く感じるか”を表す数値です。
数値が大きいほど暗い場所でも明るく写せますが、その分ノイズ(ざらつき)が増えます。

・数字が小さい(ISO100)
→ ノイズが少ない/でも暗め

・数字が大きい(ISO1600〜6400)
→ 明るくなる/でもザラつきが増える

📌 基本は ISO100~400 を使うと綺麗に撮れる(ただし、撮影環境の明るさによって変わります)

ISO感度を5段階ステップで解説。

STEP2:シャッタースピード(SS)とは?

シャッタースピードとは、シャッターが開いて光を取り込んでいる“時間の長さ”のことです。
時間が短いと動きを止めてくれて、長いと明るく写りますがブレやすくなります。

・速い(1/1000秒など)
→ 動きを止める/でも暗くなる

・遅い(1/30秒など)
→ 明るい/でもブレやすい

📌 手ぶれしない目安:1/60秒以上(ただし、暗い環境ではより遅い速度は手ぶれしやすくなります)

シャッタースピードの5段階ステップ解説。

STEP3:絞り(F値)とは?

絞りとは、レンズの中に明るさを調節する羽根(絞り羽根)が複数枚ついており、その羽根の開閉が「絞り(F値)」と呼ばれる部分です。絞りではボケと明るさをコントロールしています。
羽根が大きく開くと明るく撮れ背景がボケやすくなり、羽根が閉じると暗くなり全体にピントが合いやすくなります。

・小さい数字(F1.8)
→ ボケやすい/明るい

・大きい数字(F11)
→ 全体にピント/暗い

📌 ボケさせたいなら F1.8〜F2.8(ただし、明るすぎる環境では白飛び防止の調整が必要です)

絞りを5段階ステップで解説。

ワンポイントアドバイス

まずは 昼間の屋外 で練習すると分かりやすい。明るさの調整に迷ったら、①絞り → ②SS → ③ISO の順で調整してみましょう!ただし、ISOは上げすぎると画質が悪くなるので注意が必要です。
以下は、3つの関係を一言で表した物になります。
🌕明るくしたいとき:ISO↑、SS↓(遅く)、F値↓
🌑暗くしたいとき:ISO↓、SS↑(速く)、F値↑
🌫️ボケさせたい:F値↓(注意:明るくなるためSSかISOを調整)